動物や妖怪が世界を救うと信じる江戸っ子の日記

人間だらけの社会は殺伐とする。動物たちと共生できる社会を目指せばいいんじゃないかと思い立つ。Twitterで繋がった犬猫と暮らす人達を中心に、他は自分が好きな昔のモノ?など取り上げて行きます。宮沢賢治、サン=テグジュペリ…など好き。Twitterは「字でんろく」で呟いています。

実家と動物②

犬なんて飼わなきゃいいのに、いつも思っていた。

うちで飼われていた犬達は可哀想だけど、幸せな犬も知らなかった。父はあれほど痛めつけておきながら、機嫌がいい時は犬を撫でたり褒めたりすることもあった。「犬は人と違って裏切らない、嘘をつかないから好きなんだ」よく言っていた。

 

好きだから関わりにいく、でも好きだから相手を大事にするとは限らない。コミュニケーションを取りたい訳じゃない、一方通行の好きだ。

犬に限らず人間でも同じ、DV人間の感覚。

外面がよくて、他人には気さくで優しい言葉がけと振舞いをしていた。外からは分からない筈だ。

父を断罪したいのではない、とっくの昔に断罪したから。いつの間にか動物に対し、同じように冷たい人間になった自分を見つめる為。


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