【心霊事件倶楽部】大蛇事件①
子供の頃、未知への冒険心に溢れていた私は、小学2年の時に心霊事件倶楽部というのを作った。近所の子と弟の数人で構成されている秘密組織だw
活動内容は、誰かが怖い話を聞いたら皆で真相を解明するというもの。こういうバカな事は評価されないのが子供心に分かっていたから、メンバーにも活動内容は外部に漏らさないよう念押ししていた。
結局、身の危険を感じ数回の活動でやむを得ず解散したが、いま思えば下らなくも可愛らしいと思えるので封印を解いて紹介したい。
■事件ファイル 大蛇事件①
心霊事件がやりたかったのに、何故か1回目は大蛇という(^_^;)。メンバーにタモツ君という園児がいて、彼が持ってきた情報だった。そして情報元はタモツ君の婆ちゃん…。彼んちは金持ちで家はバカでかい、行くとたっぷりお菓子とジュースが出てくるので邪険には出来ない子供の事情があったのだ。
彼の情報によれば、婆ちゃんがよく行き来している自分とこの畑で大蛇が出たらしい。蛇なんて何度も見た事があったが、彼いわく「婆ちゃんが見たんだよ、こーんなに大っきくてねー、畑に渡る橋が折れたんだよ!僕も見たよ!」
さすがに橋が折れる程の蛇がいるなら大蛇に違いない、折れた橋も存在するなら事件だと思った…つづく